今回は Genesis サイトの運用を便利にするお勧めプラグインを紹介していきたいと思います。
それでは早速いってみましょー。
目次
- Genesis専用プラグイン
- Genesis Visual Hook Guide
- Genesis Translations
- SEO Data Transporter
- Genesis Simple Hooks
- Genesis Connect for WooCommerce
- Genesis Custom Headers
- Genesis Featured Page Advanced
- Design Palette Pro
- Genesis Responsive Slider
- Genesis Layout Extras
- Genesis eNews Extended
- Genesis 404 Page
- Genesis Simple Edits
- Genesis Custom Footer
- Genesis Simple Sidebars
- Genesis Columns Advanced
- Genesis Title Toggle
- Genesis Grid
- その他のプラグイン
Genesis専用プラグイン
Genesis Visual Hook Guide
当サイトでも何度か紹介している、Genesisサイトの開発に必須と言っても過言ではないほどのGenesis専用プラグインです。
Genesisには約400ほどのアクションフックやフィルターフックがありますが、それらをユーザーが見る画面上(フロントエンド)に表示してくれます。.wrap
などのHTMLのクラス名を表示してくれる機能もあります。
Genesis Translations
functions.phpを編集したりpo(mo)ファイルを作成することなく、Genesisサイトを翻訳することができます。
2017年12月現在、日本語はそこまで翻訳が進んでいませんが、特別英語が得意という方でなくても、プラグインを有効化した際に表示されるリンクから、Genesisの翻訳に貢献することができます。
私もお手伝いしたことがありますが、チュートリアルもありますし、誰でも分かるような簡単な英単語の翻訳もあるので、もし手伝ってもいいかなという方は、ぜひ一度翻訳サイトを覗いてみて下さい。
SEO Data Transporter
SEO関係の設定を、別のプラグイン(またはテーマ)に切り替える際に非常に便利なプラグインです。
Genesisでも検索エンジン用のタイトルやディスクリプションを設定できるのですが、これらをYoastのようなプラグインで引き継ぎたいという場合に、SEO Data Transporterで一気に変換してくれます。All in One SEO PackからGenesisという逆の変換にも対応しています。
下は対応しているSEOプラグイン一覧です。
- Add Meta Tags
- All in One SEO Pack
- Greg’s High Performance SEO
- Headspace2
- Infinite SEO
- Jetpack Advanced SEO
- Meta SEO Pack
- Platinum SEO
- SEO Title Tag
- SEO Ultimate
- Yoast SEO
SEO Data Transporterは、(Genesis開発元の)StudioPressが公開しているプラグインですが、以下のようなGenesis以外のテーマでも使用することができます。
- Builder
- Catalyst
- Frugal
- Headway
- Hybrid
- Thesis 1.x
- WooFramework
Genesis Simple Hooks
管理画面から、約50ほどのアクションフックやフィルターフックにアクセスできるプラグインです。Genesisのフックだけでなく、WordPressのフックにアクセスすることもできます。
プラグインの設定ページに直接HTMLやショートコード、PHPコードを書くことができるため、Genesisサイトのカスタマイズに慣れている方でも、ちょっとした変更をする際に便利です。
Genesis Connect for WooCommerce
Genesis Connect for WooCommerce
WordPressサイトをECサイト化するWooCommerceというプラグインを、Genesisで利用しやすいよう設定してくれるGenesis専用プラグインです。
Genesis子テーマ内にwoocommerceフォルダを作るだけで、WooCommerceテンプレートファイルを上書きしてくれたり、デフォルトのWooCommerceのスタイルを、Genesis用に置き換えてくれたりします。
Genesis Custom Headers
もともとはGenesisサイトにヘッダー画像を表示させるためのプラグインだったらしいのですが、要望を受けてアップデートを重ね、おすすめ記事やスライドなどの機能も追加したようです。
スライドについては、以下のスライド追加用プラグインに対応しています。
- Soliloquy
- Revolution Slider
- Meta Slider
- Slider Pro
Genesis Featured Page Advanced
Genesis Featured Page Advanced
Genesis Custom Headersプラグイン作者による、Genesis専用プラグインです。
Genesis本体の、Genesis Featured Pageというウィジェットでも、固定ページのタイトルやコンテンツ、サムネイルを表示することができますが、Genesis Featured Page Advancedでは、それより更に細かい設定をすることができます。
Design Palette Pro
編集画面上でPCやスマホの表示をプレビューしたり、フォントや配色を変更できるなど、Genesisサイトを管理画面からカスタマイズできるものとしては、おそらく最も高機能なプラグインです。
eleven40 ProやEducation ProなどのGenesis子テーマ用アドオンもそれぞれ用意されているため、使用しているテーマに合わせて細かく表示をカスタマイズできます。
Genesis Responsive Slider
Genesisを開発するStudioPress製のレスポンシブスライダー用プラグインです。
このプラグイン(というかウィジェット)自体にフィルターフックが用意されているため、functions.php のようなPHPファイルから細かく設定することができます。
ただ、スライドで使用する画像は、高さを合わせないとガタガタのスライドになってしまうので、これに限らずプラグインからスライドを作成する場合には、Force Regenerate Thumbnails のようなサムネイル再生成系のプラグインをお忘れなく。
Genesis Layout Extras
通常のGenesisサイトのレイアウトに加えて、通常では選択できないレイアウトを使用したり、投稿ページやアーカイブページ、検索結果一覧ページごとにレイアウトを指定することができます。
使用しないレイアウトのCSSを読み込ませないよう設定できたり、Genesisの機能を利用して、設定を書き出したり読み込んだりといった機能もあります。
詳しい使い方は こちら からどうぞ。
Genesis eNews Extended
MailChimpのようなメール配信システムと簡単に連結できるGenesis専用プラグインです。
大半のGenesis子テーマには、Genesis eNews Extended用のスタイルが用意されているため、本文の後や、サイドバーのウィジェットエリアにこのプラグインのウィジェットを配置すれば、簡単にユーザーへの遡及コンテンツを作ることができます。
「このサイトからの最新の情報をメールで受け取る」というフォームにメアドを入力すると、最新情報がメールに届くあれを簡単に作れます。
Genesis 404 Page
名前の通り、Genesisサイトの404ページをカスタマイズするためのプラグインです。超が付くほどニッチなプラグインですが、意外と頻繁に更新されていて、10,000近くのサイトで有効化されています。
タイトルやコンテンツを簡単に編集できるだけでなく、レイアウトを指定できるところも嬉しいですね。
Genesis Simple Edits
Genesisサイトのエントリーメタやコピーライトを編集できるプラグインです。更新もわりと頻繁に行われていて、20万以上のサイトで有効化されています。Genesisユーザーに人気です。
詳しい使い方は こちら をどうぞ。
Genesisサイトのコピーライト部分を編集するためのプラグインです。
Genesis子テーマを購入したばかりの状態では、Genesis子テーマ名やStudioPressへのリンクが入っていますが、これらを管理画面から簡単に変更することができます。
通常のテキストやHTML、Genesisショートコードを使用することができます。
Genesis Simple Sidebars
ユーザーが閲覧するページごとに、表示するサイドバーを管理画面から指定できるプラグインです。
通常では、サイドバーのウィジェットエリアは一つしかありませんが、このプラグインを通して複数のウィジェットエリアを作成できます。その作成したウィジェットエリアを、どのページに表示するのか設定できます。
カテゴリ数が多いサイトや、他のコンテンツとは関連が薄い内容を扱っているサイトには、それに合わせてサイドバーを変更できて便利ですね。
Genesis Columns Advanced
Genesisには カラムクラス というBootstrap風のカラムレイアウトを作る機能が用意されているのですが、これをWordPressのビジュアルエディタを通して簡単に利用できるようにしたプラグインです。
ビジュアルエディタに追加されたドロップダウンから、表示したいカラム数をクリックすると、ショートコードが追加される仕組みです。
2/3カラムを作りたい時は two-thirds
というクラス名をdivタグなどに付けるんですが、そういったクラス名を覚えることなくカラムクラスを使用することができます。
Genesis Title Toggle
特定のページからタイトルを削除することができるプラグインです。
「Genesis」>「Theme Settings」>「Title Toggle」から、サイト全体の設定を指定できたり、フィルターフックが用意されていたりと、地味に便利な機能も用意されています。
Genesis Grid
投稿記事をグリッドレイアウトで表示するためのGenesis専用プラグインです。
プラグインの設定ページから、カラム数や画像サイズ、表示するページなどを設定することができます。
こちらのプラグインも、表示がガタガタにならないように Force Regenerate Thumbnails などのサムネイル再生成系のプラグインをお忘れなく。
その他のプラグイン
Revision Control
WordPressのエディタを使って記事を書いている場合、通常の設定ではどんどんリビジョン(バックアップのようなもの)が溜まって、何度も更新する記事では非常に動きが遅くなってしまいますが、そのような動作のもたつきを防いでくれるプラグインです。
プラグインの設定画面から、残しておきたいリビジョンの数を指定することができます。
Force Regenerate Thumbnails
上でも紹介した、サムネイルを再生成するプラグインです。
スライダーを追加する場合や、サムネイルサイズを新しく追加した場合などに、サムネイルを再生成してくれます。Genesisサイトに限らずカスタマイズの際に重宝します。
W3 Total Cache
W3 Total Cacheは有効化しているサイトも多く、非常に有名なキャッシュ系のプラグインですが、Yoast SEOやGenesisフレームワーク専用のエクステンションが用意されています。
公式の情報によれば、有料のGenesisエクステンションを有効化することで、30〜60%ほどページ生成のスピードが向上するとのことです。
Flamingo
Contact Form 7と連携して、サイトへのお問い合わせや送信日時、使用ブラウザなどの情報を保存してくれるプラグインです。
このプラグインを入れておくだけで、自動で情報を保存してくれるので、Contact Form 7を利用する際に便利です。
Widget Settings Importer/Exporter
Widget Settings Importer/Exporter
名前の通り、ウィジェットの設定をインポート・エクスポートできるプラグインです。
Genesisには、Featured Pageウィジェットなど、細かく設定できるウィジェットも少なくないため、データベースを操作せずにサイトを移転したりするような場合に大活躍します。
ちなみに公式ドキュメントには書いていないのですが、このプラグインを有効化していると、ウィジェットの設定を保存してくれるようです。なので、頻繁にテーマを切り替える場合には、このプラグインを有効化しておくのがオススメです。
参考
Genesisウィジェットの設定を簡単に他のサイトに移行する方法
Yoast SEO
Genesisサイトに限らずオススメしたいSEO強化のプラグインです。
Yoastの作者がGenesisの愛用者らしく、Genesisとの連携を意識した機能が盛り込まれているようです。
ACF Content Analysis for Yoast SEO
ACF Content Analysis for Yoast SEO
上で紹介したYoastというプラグインと、Advanced Custom Fieldsというカスタムフィールド用プラグインを利用している方向けになりますが、カスタムフィールド関係のSEOを強化してくれます。
特別設定することもない(有効化しておけばいい)ので、YoastとACFを利用してサイトを運営している場合には入れておきたいプラグインです。
Simple Social Icons
Genesisを開発するStudioPressによる、SNSアイコンを表示するためのプラグインです。
Genesis子テーマでもSimple Social Icons用のスタイルを用意しているものも多く、このプラグインの設定ページにアカウント情報を入力するだけで、簡単にSNSアイコンを表示することができます。
PHPファイルから、デフォルトの配色などを設定することもできます。
Autoptimize
最後はHTMLやCSS、JavaScriptコードを圧縮してくれるプラグインです。
通常の設定では、HTMLなどのファイルに空白が残った状態になりますが、このプラグインを使うと、空白を削除して複数のファイルを一つにまとめてくれます。その分ファイルサイズが小さくなるため、読み込みスピードがアップします。
ただ、圧縮方法やコードの内容によっては不具合が出ることもあるので、ご利用の場合には全ての設定項目を一度に有効化せず、確認しながら有効化するのがオススメです。
(特にJavaScript関係で不具合が出やすい気がします)