2016年5月現在、Genesis 子テーマは計88種類ありますが、『Altitude Pro』はその中でも非常に特徴的なテーマです。WordPressのテーマを利用してウェブサイトを作ろうとすると、どうしても似通ってしまうことがありますが、他とは違ったウェブサイトで自社をアピールすることができます。
このテーマにはパララックス(視差効果)という背景画像が動いて見える機能が大きな特徴の一つだと思いますが、それ以上に特徴的なのが、トップページのコンテンツの数によってレイアウトが変化するという機能です。そのため、ウィジェットを多く入れたとしても、見やすい状態を出来るだけ保とうとしてくれます。逆に、レイアウトが変化することを考えて、カスタマイズしていないのに手間を掛けたようなレイアウトに見せるのも良いかもしれません。
※ このテーマはGenesis専用のWordPressテーマ(Genesis子テーマ)なので、親テーマとして Genesis フレームワーク が必要になります。
Altitude Proの特徴
Genesis子テーマ『Altitude Pro』には以下のような特徴があります。
- コンテンツの数によって、トップページのレイアウトが決まる
- パララックスに対応している
- トップページのメイン画像が画面の縦幅、横場に合わせてリサイズされる
- ナビゲーションメニューが追尾する
- 通販サイト用のスタイルも完備。Genesis専用プラグインでWooCommerce(WordPressを通販サイト化)との連携が簡単
- スマホ用メニューに対応している
- フッターにカスタムメニューを配置できる
- カスタマイザーが充実している
※ ウィジェットエリア
※ メニューの位置
※ サムネイルサイズ
※ ページテンプレート
上の画像では5つのサムネイルサイズが用意されていますが、PHPファイルを編集すれば、簡単に Genesisサイトにサムネイルサイズを追加 することができます。
その他の機能
- HTML5+CSS3によるマークアップ
- アクセシビリティ対応
- 記事一覧のサムネイルサイズや配置する位置など、サムネイルの表示方法を設定できる
- 記事一覧ページに表示する本文の抜粋文字数を設定できる
- パンくずリストを表示するページを、チェックボックスで選択できる
- コメントを許可するページを、投稿タイプや記事ごとに選択できる
- ページナビゲーションを2種類のタイプから選択できる
- 投稿一覧を表示するオリジナルウィジェット付属。投稿の表示順や本文の抜粋文字数、サムネイルサイズなどを細かく設定できる
- 指定した固定ページを表示するオリジナルウィジェット付属。こちらも細かい設定が可能
- ページ内でもレイアウトがしやすくなるカラムクラスが使える
- Genesisに最適化された専用のプラグインが使える
『Altitude Pro』トップページのレイアウト
Altitude Proのトップページは、ウィジェットエリアにいくつウィジェットを入れたかによってレイアウトが決まります。
例えばウィジェットを5つ入れた場合には、下の図の⑤のようなレイアウトになり、9個入れれば⑨のレイアウトになります。そのため、ウィジェットを多く使用したとしても、デザインが崩れることなくコンテンツを配置することができます。
また、ウィジェットを入れると、パララックスに対応した背景画像が表示されます。何もウィジェットを入れないと、何も表示されなくなります(空のテキストウィジェットを入れれば、何も文字を表示させずに背景画像だけを表示させることができます)。
※ Altitude Proはトップページのレイアウトがかなり特徴的なこともあってか、ドキュメントがとても充実しています。


最後に
ここまで見てきたように、Altitude Pro はウィジェットの数によってレイアウトが変わるという機能がとても特徴的です。
また、トップページで使われている画像は管理画面からすぐに差し替えられるので、がらっと雰囲気を変えることも出来ます。デモサイトで使われいる元々の画像がクールなものなので、それもあってか海外の男性から支持されているようです。