今回は、Genesisフレームワーク とGenesis子テーマを翻訳する方法を紹介したいと思います。
以前はテーマファイルを編集して日本語化する方法を紹介しましたが、今回はPoeditという翻訳ファイルを作るアプリケーションで翻訳していきます。
目次
① 翻訳用のソフトを無料でダウンロード
まずは Poedit をダウンロードします。
② Genesisフレームワーク(親テーマ)を翻訳する場合
1 翻訳ファイルを作成
Poeditがダウンロード出来たら、PoeditでGenesis親テーマのフォルダ内にある genesis.pot
ファイルを開きます。
英語にしたいフレーズを選択して、『翻訳』という箇所に日本語を入力します。ここでは『Fild Under: 』という英語を『カテゴリ:』にしてみました。
※ Control + F キーで翻訳ファイル内のフレーズを検索できるので、Control + Fキーを使いながら日本語にしたいフレーズを探すと便利です。
2 子テーマのフォルダ内に翻訳ファイルを配置
Genesis子テーマのフォルダ内に『languages』と『genesis』というフォルダを下の画像のような感じで作ります。
その中に ja.mo
ファイルと ja.po
ファイルを入れます。
※ 今回は StudioPro というテーマを使っています。
3 functions.php に以下のコードを追加
あとはStudio ProやCafe ProなどのGenesis子テーマの functions.php ファイルに、以下のコードを追加すればOK。
functions.phpの一番最初の include_once()
より前に以下のコードを追加します。
define( 'GENESIS_LANGUAGES_DIR', get_stylesheet_directory() . '/languages/genesis' );
『Fild Under: 』という英語が『カテゴリ:』という日本語になりました。
③ 子テーマを翻訳する場合は?
Genesis子テーマのフレーズを日本語にする場合も、ここまでの流れとほとんど同じです。
1 子テーマ用の翻訳ファイルを作成
Genesis子テーマの『languages』フォルダにある.potファイルを翻訳して、.poファイルと.moファイルを『language』フォルダの中に入れます。
※ studio-pro.pot
のような名前の.potファイルが、お使いのテーマファイル内にあると思います。
2 functions.php にコードを追加
Genesisフレームワークの場合と同じように、子テーマの functions.php
に以下のコードを追加します。
ここではStudioProを使っているので、下のコード中に studio-pro
というテーマ名を書いているんですが、この部分はお使いのテーマ名に合わせて変更して下さい。functions.phpを見ていると、お使いのテーマ名が何度も出てくると思います。
add_action( 'after_setup_theme', function() {
load_child_theme_textdomain( 'studio-pro', get_stylesheet_directory() . '/languages' );
});
これで子テーマのフレーズも日本語にすることができました。